Cellar Door

in Deciduous Forest

缶ビール

1日仕事をしてから、新幹線に乗り帰省をした。

 

新幹線で隣の席だった男性が、

東京から私の降りる名古屋まで、ずっと一つの缶ビールを

飲み干してしまうことなく飲み続けていた。

 

なんだかその、ペースというか、時間と空間のコントロールというか、

自分のコントロールというか、物のコントロールというか。

東京から名古屋までもたせるセンスというか発想というか才能というか

よく分かんないけど素敵だなぁと思った。

 

あとその人は一切寝ることもなく、ずっと目を開いたまま

窓の外を見つめて、音楽も聴かずにひたすら缶ビールを飲んでいたというのに、

それでもなくならないのは何でなんだよ。

 

私だったら新横浜までに終わっちゃってるかもしれないよ。